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エッセイ《7》

博士の本棚博士の本棚
(2007/07)
小川 洋子

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小説「博士の愛した数式」を書いた小川洋子さんの
読書日記です。
・・・日記、と書くと失礼かも。
ブックレヴューというか、書評というか。
これを読むと・・・うちの読書日記がいかに拙く、勢いだけで、
本の事をなんも理解せず「面白かったーー!!」と叫んでいるなぁと
身を持って知り、恥かしくって穴があったら入りたいほど・・・。
・・・ですが・・・。
面白かったーー!!(^-^;(笑)
ボキャブラリーなくてスミマセン(自爆)

なんでこの方のエッセイを選んだか、というと、
ずっと前から「博士の愛した数式」面白いよ、と
薦められていたからなんやけど、
なんか「数式」ゆう言葉にハードルが高い気がして、
本書を手に取る前に、その隣にあったエッセイの方が
取っ付きやすいかなぁと何気なく中身をパラパラ見てみると・・・。
なんと、うちの敬愛する村上春樹さんの名前が!!
読書エッセイなんで、知ってる本が載ってるかなぁと期待はしてたんやけど、
まさか村上春樹氏が載っているなんて!!
と、驚いてそのまま図書館で借りて読んでみました。
小川さんが好きな短編集、ということで載っていました。
「中国行きのスロウ・ボート」
うちも持っているんで、読み返したくなりました。

初めに書いたとおり、さすが文章を書くのが本業だけある!!
っていうのは失礼やろうか?
すごく本に対して真摯で、内容も分かりやすくて
とても面白く読めました。
「アンネの日記」が好きで、度々紹介されるんやけど、
(ドイツにも取材旅行をしている)
うちはなんか怖くて・・・まだ読んだ事がない。
小川さんはアンネと同じ14歳でこの本に出会い、
アンネと同じく小説家を目指し、今に至る。
凄いです。

村上春樹氏の本以外、読んだ事のない本ばかりだったので、
気になったのを読めたらなぁと思います。
ほんま、人の読書日記って面白い!!
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小説<36>

つるかめ助産院つるかめ助産院
(2010/12/03)
小川 糸

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前回に引き続き、小川 糸さんの小説。
ほんまはこの小説が読みたくて図書館に行ったんやけど、
先に「喋々喃々」を読んでしまった。
なんでこの本を知ったか、というと、
なんかの少女漫画雑誌の別冊付録、ゆう形で
漫画家さんが描いてて、別冊やから、単体で完結してて。
それがなんかじーんと面白かったん。

題を見てわかる通り、助産院のお話です。
主人公まりあは捨て子で、
クリスマスの日に教会の前に捨てられてたから
名前が「まりあ」。
里親に養われるんやけど、里親の亡き娘に投影される事が苦痛で
家庭教師に来ていた小野寺君と家出同然で結婚する。
何年か結婚生活を送ってたけど、
夫の小野寺君が突然失踪してしまい・・・。
何日が待ってみたけど、帰ってこない。
携帯も家に置きっぱなしで、会社も辞表を出してて、
探しても見つからない。
なにも考えられなくなって、ふらりと
小野寺君と初めて旅行した思い出の南の島に、
もしかしたらいるかもしれない・・・と
期待して探しに行く。
その島でふらふらになって歩いていたら、
つるかめ助産院の先生に声をかけられ・・・。
先生は(推定)50代?の女性。(本名、鶴田亀子)
つるかめ先生として島唯一の助産院としてその世界では有名な人。
まりあが妊娠しているってゆうんをすぐ見破って、
しばらく家にいてもいいよって言ってくれる。
初めは頑なだったまりあの心が、徐々に先生や、
周りの人たちと接するようになって、ほぐれて来て・・・。

すごいええ話でした。
まりあが9月?夏の終わり(南の島やからまだまだ夏やけど)
に来て、5月に出産するまでのお話。
その間のまりあの気持ちの晴れ方、ゆうんが、
いっそ清々しい、みたいな。
今まで鬱屈とした人生しか歩んでいなかった(と、思い込んでいる。)
母親に捨てられ、里親からは亡き娘の影しか見てもらえず、
結婚した小野寺君にまで失踪されて捨てられて・・・。

本筋は、まりあが出産するまでの間の、心情の変化(やと思う)。
今まで見えてなかったものが見えたり、
里親の気持ちや、自分を生んでくれた母親の心情や、
消えた夫が、一切自分に甘えてこなかった、
失踪の理由は分からんけど、責めるばかりで
小野寺君の気持ちを考えてなかった事など・・・。
すごく空気のきれいな空と海と大地がある島で、
ほんまに真っさらになってまりあはお腹の子と一緒に自問自答する。

ちょっと気になったんは、
本文にも書いてあるんやけど、
まりあがみんなと打ち解けた時に、
「今なら言えるかも」と、過去の話をするん。
そしたら自称旅人の男の人が
「不幸自慢するな!!」って言うん。
その前にまりあが、その男の人に「いいなぁ、帰る家があって」
みたいな事を言って男の子がキレるんやけど。
その子にもいろいろ言いたくない過去があって。
パクチー嬢ってゆうあだ名の女の子にも辛い過去があって、
もちろん先生にも過去があって・・・って感じで、
いろんな不幸がある。
読んでても不幸自慢かって言いたくなる(汗)
それって必要な「不幸」かな?と。

後、小野寺君の情報が少な!!
うちは初めに書いたけど、別冊のマンガを先に読んでたん。
そこには長い小説の要所しか押さえてないんやけど、
すごく分かりやす描いてて、
ちゃんと小野寺君が失踪した理由も書いてあった。
やから、いずれかは出てくるなぁと思ってたんやけど・・・。
最後の最後まで出てきませんでした(爆)!!
スミマセン!!ネタバレ書いてしまって!!!

まぁ、そんなん抜きにしても面白いと思います。
いろいろ抜かってるところはお任せで想像して下さい、と。
(多分漫画家さんも想像して書いたんやろうね・・・)

出産の話!!とダイレクトに分かりやすいんで、
ラストを知っていても気にならずに面白かったです(^-^)

小説<35>

喋々喃々喋々喃々
(2009/02/03)
小川 糸

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なんと、8月はまったく小説読んでませんでした・・・。
マンガばっかり読んでました(自爆)

この小説は図書司書さんにオススメして貰いました。
作家の「小川糸」さんの別の本を探してて、
そしたら「この本も面白いよ」と言って下さったので。

「喋々喃々」の意味は、
「男女がうちとけて、小声で楽しげに語り合う様子」
だそうです。
内容は、アンティーク(古着)の着物店を営む
女性が主人公のお話。
20代後半?毎日着物を着て、古い日本家屋を改装した
お店を1人でやっている。
なんというか、現代の日本・・・ゆうか、東京なんやけど、
下町になるんかな?
すごいのんびりした空気が全体に流れている。
主人公の栞は、毎日当たり前のことを、
普通に当たり前に生活している。
けど、それがうちには新鮮。
小説の始まりは1月のお正月から始まるんやけど、
終わりも1月。
当たり前やけど、四季があって、
栞はその四季にあった着物を選ぶ。
その季節に合った行事、桜の花見や七夕、夏祭り、お月見などが
散りばめてあって、小説の世界にすごく合うん。
栞本人は、いろいろあって
結構激動の一年を過ごす事になるんやけど、
その中で流れる四季が、すごく心地いいというか。

そんな小説で、なぜそのチョイス!?
ゆうんが1つ・・・2つあって、うち的には最後まで
それだけ馴染めなかった・・・。
ってゆうか、それに馴染めなかったら、
この一冊まるまる馴染めてないってことやん!?みたいな。
ネタバレになるんで言えませんが・・・。
別にかまんか(笑)
栞と出会う男性が、既婚者やってゆうこと。
すごく誠実な、優しい男性やのに、なぜか既婚。
すごい幸せオーラ放ってるのに、なぜか禁断の恋。
そんで多分最初っから普通に両想い。
・・・なんでそのチョイス!?
そんなん気にせず、普通に読んだらええだけなんですが。
というか、それがこの小説の核なんやから、
それを気にする方があかんのやね。
うちにはNGワードですが、
その他はすごい気持ちのええ小説でした。
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