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小説《20》

チョコレートコスモスチョコレートコスモス
(2006/03/15)
恩田 陸

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恩田さんの本は「夜のピクニック」からの2冊目です。
前回の「夜の・・・」が高校生の話で、
しかも日常の中のちょっと特別な一日(学校行事)ゆう設定で、
ほんまに普通の女子高生と男子高生を描いていたので、
今回はどんな感じの本かなぁと、
まったくの先入観無しで読み始めました。
・・・面白いっていう「オススメ」としての先入観はあったけど。
まさかの演劇ネタ(?)で、
有川さんの「シアター」や、前回の「ヒア・カムズ・ザ・サン」の流れで、
なんか初めは有川さんの本を読んでいるような錯覚に(^-^;
けど、そんなんは途中から関係なく
すごく面白かったです!!

有川さんのシアターは、声優として大成している女の子が
ある中堅劇団に入ってくることで、新たな風が吹き、
主人公の脚本家が刺激されて話が進む・・・。
(劇団の借金やなんやで、だいぶ運営に重点的ではあるけど)

今回読んだ「チョコレート・・・」も、
ある大学の劇団・・・からあぶれた、
ちょっと個性的な男10人が作った新しい劇団に、
演劇のえの字も知らん女の子が入部してくる話。
女を入れたら秩序が乱れる、いう理由で初めは入団を拒否してたんやけど、
入部テストのあまりのすごさに、脚本家の主人公が認める形で入る・・・。
この子は果たして天才か、ただの素人のビギナーズラックか・・・??

この小説は一人称で、3人くらいが交代で出てくる。
みんなにいろいろ悩みがあって、
1つの舞台を作る、という目標に向かって個々に挑戦する。
初めはみんな顔見知り程度やったり、全く知らなかったりで、
だんだん個々の動きに、少しずつリンクしていく。
全部が全部その少女が絡んでくる・・・言うわけじゃないんやけど、
少女の方も挑戦者なんで、触発されたりするん。

なんか、全体的に「天才同士のぶつかり合い」
ゆう要素が色濃いかも。
有川さんの「シアター!」は演劇好きの仲間が
自分達の劇団を守る為に戦う(?)んやけど、
この「チョコレート・・・」は、個人の才能がぶつかり合う。
・・・って比べんでもええんやけど!!(汗)

すごい好きな感じの熱血でした(^-^)!!
演技が天才の話やから、すごい、演出というか、
作者の恩田さん自身が演劇に精通してて、しかも天才!!
っていうんじゃなきゃ書けないなぁと思いました。
面白かったです♪

演劇観に行きたいわぁ~!!
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小説《11》

夜のピクニック夜のピクニック
(2004/07/31)
恩田 陸

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・・・今、上の「商品詳細」を見て、
あれ?この本も本屋大賞やったんや!?と
ビックリしました(笑)
前回の「博士の愛した数式」も本屋大賞やったんで。

今回、恩田陸さんを初めて読みました。
面白かったです(^-^)!
好きな雰囲気の小説でした。
題名から、どんな小説(内容)なのか
全然想像出来んかったけど、読んでみてビックリ!
全然「ピクニック」違うやん!!

この高校には修学旅行がない代わりに、
歩行祭というのがある。
毎年全校生徒で歩くんやけど、
歩くコースは3種類あるから、3年間で網羅できる仕組み。
朝、学校を出発して延々歩く。
一時間ごとに10分休憩があるけど、
その他は昼食、夕食に一時間の休憩以外は
深夜2時まで歩く。その後2時間仮眠して、
朝の4時に出発してまた学校に戻ってくる。
歩行距離80キロ。
・・・って聞いたら、100キロウルトラマラソンとかあるから
あれ?短い?と思ってしまうが(笑)
読んでみると、すごく長い・・・というか、
長く感じてしまう。
一緒に自分も歩いている感覚です。
学校行事としてはうちは初めて聞くんやけど、
どっかの学校ではほんまにこんなんしてるんかな?
すごくリアリティーがあって良いです。

主人公は2人。
高校3年生で、1人は西脇融という男の子。
もう1人は女の子で甲田貴子。
2人は3年になって初めて同じクラスになったけど、
今まで一度も話したことがない。
なのに、外部からは「付き合ってる」なんて噂をされて・・・。

2人の関係から訳がいろいろあるんやけど、
貴子の方はなんとか今の状態から一歩前へ進みたい。
融の方は早く大人になろうとして、
今の自分、高校生活を楽しむ余裕がない。
それを友だちに指摘されるまで意識さえした事がないくらい。

うちが面白いと思ったのは、
この歩行祭、朝始まって夜通し歩き通して、朝が来て・・・と、
一日だけを描いていて、二人の思考が交互に重なるんやけど、
歩くっていう時間軸は一緒やから、
別々の事を考えているのに、微妙にリンクしている。
その他の登場人物、友だちもすごい良い味だしてて、
出だしは、どんな風に収集つけるんやろう?と
思った伏線(?)とかが、最後は気持ち良いくらい、
それこそ主人公の貴子の気持ちくらいスッキリするんで、
読んでいて気持ち良かった(^-^)
なんせハッピーエンドはほんまに嬉しい♪

他の作品も読んでみたくなりました♪


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